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2017年10月2日
歯性上顎洞炎の勉強会をしました!

こんにちは。MOMO DENTAL CLINIC・歯科医師の冨川です。

先日の土曜日,長崎市で開業されている桝屋順一先生を当院にお招きして,講演をしていただきました。桝屋先生は,日本口腔インプラント学会の専門医であり,世界を舞台に活躍されている著名な先生です!

講演では,主に上顎洞炎をトピックに話していただきました。上顎洞は,鼻と連絡している空洞で,ここに炎症がおこると「上顎洞炎(いわゆる蓄膿症)」になります。アレルギー性鼻炎や風邪が原因で発症し,鼻詰まり,眼・頭・頬が重いなどの症状があらわれます。そして,この上顎洞炎は上の歯の虫歯や歯周病の菌が進行して起こることがあります。その場合は「歯性上顎洞炎」と呼ばれ,歯科治療を行わないと治らないのです。

桝屋先生はこの歯性上顎洞炎の治療に精通されており,耳鼻科医師からも多くの紹介があります。今回,上顎洞の解剖学から,歯性上顎洞炎の治療方法,その後のインプラント治療の長期経過,耳鼻科医師との連携方法などを話していただきました。特に歯性上顎洞炎の治療を通して,耳鼻科医師に歯科の重要性をもっと知ってもらおうという桝屋先生の熱意に感銘を受けました!

その後の懇親会では,講演では聞けなかったお話も聞くことができ,参加者全員が楽しい時間を過ごすことができました。

桝屋先生,ありがとうございました!

最後になりましたが,風邪やアレルギー性鼻炎が無いのに,鼻詰まり,眼・頭・頬が重いなどの症状が続く方は,一度歯科を受診してみてもいいかもしれません。

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